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加藤文明社、森美術館展覧会カタログがAPAで最高賞を受賞

10月21日に表彰式を開催(前列右:加藤純男会長、前列左:加藤文男社長)
森美術館『六本木クロッシング2019展:つないでみる』公式図録

 「アジアプリントアワード2021(APA)」において、(株)加藤文明社(本社/東京都千代田区神田三崎町、加藤文男社長)が制作した「森美術館『六本木クロッシング2019展:つないでみる』公式図録」がデジタルブックプリンティング部門ゴールド賞を受賞した。
 APAとは、アジア全域の国や地域から、さまざまなメーカーの印刷機器で製作された作品が一堂に介すコンテスト。毎年多くの応募を集め、今回は1874作品が寄せられた。
 デジタルブックプリンティング部門で最高賞を受賞した森美術館の公式図録は、加藤文明社の「atelier gray」に設置されている「Jet Press 720S」で表紙にバリアブル印刷を採用した3,000種類の展覧会カタログ。文字、写真、グラデーションのレイヤーを重層的に可変データとして自動生成することで、3,000部すべてが異なる表紙デザインとなっている。
 同カタログは、ミュージアムショップ限定で販売され、購入者は好みの表紙を選んだり、複数冊購入するなど、新たな購買体験の提供にも成功している。
 10月21日の表彰式で挨拶に立った加藤社長は、「グローバルな視点で、第三者に当社の技術力と発想力が認められたことに大きな意義を感じている。この受賞をグローバル企業として一歩踏み出すきっかけにしたい」との思いを語った。

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