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モリサワ、神戸大学のウェアラブル端末フォント可読性研究に協力

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)が協力する神戸大学大学院工学研究科の研究が、9月11日からロンドンで開催されるウェアラブルコンピューティング分野における国際会議「ISWC2019」で登壇発表される。
 発表される研究は、神戸大学大学院 工学研究科電気電子工学専攻 教授・寺田努氏のチームによるもので、テーマは、「Readability and Legibility of Fonts Considering Shakiness of Head Mounted Displays(頭部装着ディスプレイでの画面揺れを考慮したフォントの可読性・可視性)」。ウェアラブル端末を使用した場合、歩行や階段の上り下りなどの揺れの影響で、画面に表示される文字情報が読みづらくなることが想定される。同研究では、どのようなフォントが「動きながら読む」ということに適しているかを調査し、結果をまとめている。
 今回モリサワは、比較対象となるフォントの選定や提供で協力。ウェアラブル端末における可読性は、静止した状態だけでなく動きながら読むことが前提になるなど、フォントの開発にも従来の印刷やサイン用途と異なる視点が求められる。加えて今後、ARやVRなど多方面への発展が期待される分野でもあり、モリサワはこれからもさまざまな新技術に対応するため、フォントの研究開発を積極的に進めていく。

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