ハイデルベルグ、印刷発注者と「色」について情報共有


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ハイデルベルグ・ジャパン(株)(ヨルグ・バウアー社長)は2月21日、同社・東京カスタマーセンター(東京都品川区)において「Colors of HEIDELBERG」と題し、印刷発注者向へのイベントを開催した。
印刷発注者やデザイナーなどを対象とした同イベントでは、「色」をテーマにデモやセミナーを通じて情報共有が行われた。「色」の見え方を確認するセッションでは、モニターに映し出された写真の色を参加者が何色に見えているかを検証するテストを実施。その結果、参加者10人すべての回答が異なるなど、人によって色の見え方が違うことを確認した。
次にスピードマスターXL106-6+Lを使用したセッションでは、絵柄内に4色+特色を使用したパッケージと、4色で特色を再現したパッケージを印刷し、特色部分の色の再現性を確認するとともに、1色減るだけで作業性の向上と環境負荷低減につながることを紹介した。
また、色合わせ作業を参加者が行うデモも実施。部分的に「色」を調整すると予期せぬ箇所の色調も変わってしまうことを確認するなど、印刷における色合わせの難しさを体験した。