drupa2024レポート|テクノロール、A3ノビ対応枚葉コーター

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テクノロール(株)(本社/大阪府和泉市テクノステージ3-4-5、畑中一辰社長)は、A3ノビサイズ対応の枚葉コーター機「TEC COATER SYSTEM-50」を出品した。
同製品は、デジタル印刷分野のプライマーやニスのような前後加工を前提としたもので、その性質上、「職人技術を要しない、誰にでも使いやすいコーター機」が開発コンセプト。同社が自社開発したのはコーターユニットで、その前後のフィーダー、コロナ処理装置、IR乾燥装置、UV乾燥装置などのシステムはパートナー企業との協業によるもの。これらをユーザーの用途や予算に合わせて選択し、カスタマーにフィットする組み合わせでシステム構成できるのも大きな特徴である。
コーター機の特徴のひとつとして3本ロール方式の採用がある。各モーターが単独で駆動する方式を採用しているため、各ロールの調整や速度を変えることで、塗布量や塗布厚の微調整が可能になっている。さらにフィーダー部はボトムフィーダー方式を採用。小ロットが多くを占めるデジタル印刷では、ノンストップで複数のジョブを連続投入できるボトムフィーダーに優位性がある。最大サイズ350×500ミリサイズ、厚み0.1〜1ミリのシートに対応し、最大4,000枚/時を処理できる。