drupa2024レポート| 富士フイルム、軟包装向け Jet Press FP790

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富士フイルム(株)は、軟包装印刷市場を対象とした新製品の水性インクジェットプレス「Jet Press FP790」を公開した。
同機は、食品や日用品などの軟包装の多品種・小ロット印刷に対応し、高い生産性を実現。富士フイルムとしては、軟包装印刷を可能とする水性インクジェットプレスを市場投入するのは、今回が初めてとなる。軟包装の多品種・小ロット印刷に対応し、最大790mm幅のフィルム基材に対して毎分50mでの高速印刷を可能とし、高い生産性を発揮する。
また、CMYK各色のプリントヘッドに加え、2組の白色プリントヘッドを搭載。これにより、パッケージの見た目を大きく左右するカラー印刷の下地色となる白色の濃度を向上させ、カラーインクの発色性を高めることが可能。色鮮やかな印刷を実現する。さらに、印刷前の基材に処理液を塗布する機構を搭載し、撥水性のあるフィルム基材に対しても高いインク密着性を付与する。このほか、1,200dpi ×1,200dpiのプリントヘッドにより、高解像度での印刷が可能。