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コダック、ゴードーで「パッケージ刷版工程無処理化」の見学会

省スペース設計の「ACHIEVE」で「SONORA」を出力

 コダックジャパンは5月22日、「パッケージ印刷における刷版工程の完全無処理化」をテーマに(株)ゴードー(本社/埼玉県川越市、橘東吾社長)で工場見学会を開催。関東地域のパッケージ印刷業者らを中心におよそ80名が見学に訪れた。

 ゴードーは、菓子ギフト用パッケージ印刷が全体の6割を占めるオフセット印刷紙器メーカー。平均3,000〜5,000枚の中小ロットに対する柔軟な納期対応を特徴としている。

 近年では菊全判6色LED-UV機「RMGT1020LX-6」導入で「G段ダイレクト印刷」に参入。これを機に環境経営促進を目指して「刷版工程の無処理化」に着手し、コダックの「SONORA」を全面採用している。

 導入効果では、現像液、ガム液、廃液処理代の年間100万円を削減したほか、省スペース設計のCTP「ACHIEVE」を印刷機に隣接させ、プレート搬送時の版キズトラブルも解消。さらに、オートローダーの導入で省人化も実現している。

 SONORAの評価について、耐刷では有処理版時の倍に相当する3万枚以上に。機上現像性も「およそ20枚で現像、色出しまで完了している」と評価。リピート物の色再現でもクレームは一切ないという。
 工場見学のデモでは、G段のプロセス4色+OPニスのジョブを1万1,000枚/時で印刷実演。その機上現像と色出しの速さに来場者の注目が集まった。

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