T&K TOKA、デモを通じて特練インキのリモート発注を紹介
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(株)T&K TOKA(髙見沢昭裕社長)は10月5日と6日の2日間、同社・埼玉事業所(埼玉県入間郡三芳町)において、内覧会「Vision 2023」を開催し、会期2日間で40名以上が来場した。
同イベントでは、先頃発表したビデオジェット・エックスライト社との協業による新特練インキ事業のサービス概要をデモンストレーションなどで詳しく説明した。
新特練インキ事業は、従来の色見本や本紙を引き取り、または納品してから測定・調色していた特練インキ発注をリモートで行うもの。具体的には、印刷会社側で色見本をエックスライト社の分光測色計「eXactシリーズ」で測色し、その測色結果をCxF(カラーエクスチェンジフォーマット)データとしてT&K TOKAに送付。送付されたデータは、エックスライト社のインキ調色ソフトウェア「InkFormulation6」で配合計算して特練インキが生産される。これにより色見本の移動にかかる物理的な時間を削減し、納期対応に大きく貢献することができる。
デモンストレーションでは、実際に市販されているパッケージを使用し、CxFデータのみで調色されたインキと、オペレータの目視確認で調色されたインキの種を比較し、その整合性を確認した。