IGAS2022速報|富士フイルム、ロボットハンドで「紙捌き」作業
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【IGAS2022レポート】富士フイルムは、人手に依存していた印刷用紙捌き作業の省人化ソリューションとして「印刷用紙ハンドリングロボットシステム」を展示実演している。
印刷準備や後加工準備などで欠かせない「紙捌き」作業は、熟練技術と経験が必要になるだけでなく、用紙サイズが大判になると紙束も重く、重労働になる。このような人手に依存した紙捌き作業の省人化を実現すべく、最新のロボットハンド技術を活用した業界初のハンドリングロボットシステムを提案している。
まず、カッターでワンプ包装紙側面を切り残しなく正確にカット。カットしたワンプ包装紙は専用ゴミ箱へ投入。クズ処理後はロボットハンドで紙束を把持し、その際に用紙の間に風入れを行い、紙積みまでを想定して紙束を移載する。
会場でのデモンストレーションでは、毎回多くの来場者が強い関心を示していた。