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IGAS2022速報|木田鉄工所、ロボットで製函ラインに自動供給

ブランクス・オートローダー+自動供給ロボット
パレットに円錐状の突起を整列配置

【IGAS2022レポート】(株)木田鉄工所(木田庄一郎社長)は、自社開発のブランクス・オートローダーと自動供給(投入)ロボットを組み合わせたシステムを参考出品し、抜き工程から製函ラインの自動化と作業効率向上を提案している。
 ブランクス・オートローダーは、カートンを多くストック掲載することで、1台1人で行っている給紙作業の効率化を実現するもの。今回のIGASでは、さらに自動供給ロボットを組み合わせ、製函ラインへの自動供給による無人化の可能性を提示している。
 ここでポイントになるのは専用パレットの採用だ。通常、抜き工程で段積みされたブランクスには、荷崩れしないように合紙が入れられており、ロボットアームでその山をすくい上げるとロボットの爪がブランクスに接触し、キズや破損の原因になる。
 そこで、パレットに円錐状の突起を縦横に整列配置し、その間にロボットアームの爪を入れてすくい上げることで、その問題を解決。パレットの上部にはカメラも設置し、積まれたブランクスのズレなどを読み取ることでロボットによる正確な自動供給を実現している。

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