ページの先頭です

IGAS2022速報|富士フイルム、全方位に進化した完全無処理版

最大の開発項目は「視認性向上」

【IGAS2022レポート】富士フイルムは、全方位的に性能を進化させた完全無処理CTPプレート「SUPERIA ZX」を展示している。
 昨年国内先行発売した「SUPERIA ZD-III」のさらなる性能アップを図り、製品名をグローバルブランド「SUPERIA ZX」に統一したもの。「SUPERIA Zシリーズ」の優れた基本性能を継承しながら、版面の視認性や機上現像性(刷り出しの早さ)、耐刷性、耐キズ汚れ性などを向上させている。
 とくに、今回最大の開発項目となっているのは「視認性」。それぞれの性能はトレードオフの関係にあり、それをブレイクスルーしたのが今回の技術だ。「SUPERIA ZX」では、4つの新たな技術投入で、他の性能を劣化させることなく視認性を向上させることに成功している。
 FFGS取締役常務執行役員の安田庄司技術本部長は、「完全無処理プレートの開発において我々は『有処理版と同等の使い勝手と性能』を目指してきた。その意味で今回のSUPERIA ZXは非常に完成度が高い」と述べている。

注目コンテンツ