印刷博物館、9月17日から企画展「地図と印刷」 開催

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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)が運営する印刷博物館(東京都文京区水道1-3-3、トッパン小石川本社ビル)では、9月17日から「地図と印刷」展を開催する。
私たちが暮らしていく上でなくてはならない地図は、古来より地理情報を伝える表現技法のひとつとしてつくられてきた。日本では、多くの人に同じ情報を伝えることができる印刷された地図が近世以降登場し、民間での印刷・出版の広がりとともに様々な地図や地誌がつくられる。やがて蘭学の発展により西洋の地図知識を受容することで、世界の認識が広がり、近世後期には伊能忠敬による近代的な地図づくりが幕を開け、日本における地図の制作に大きな影響を与えた。
同企画展では、日本の近世を中心に、地図や地誌づくりにおける印刷と人々との関わりを紹介する。
入場料は、一般500円、学生300円、高校生200円。