モリサワ会、ハイブリッドで総会 - 研修会で「文字組版」学ぶ
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(株)モリサワ(森澤彰彦社長)のユーザーで構成するモリサワ会(浅野健会長)の第41回総会および研修会が7月20日、東京・新宿区のモリサワ東京本社で開催され、オンライン配信も行われた。
冒頭、挨拶に立った浅野会長は、新型コロナ第7波の影響に言及した上で「どのような環境におかれても我々自身が努力し、それを多くの人に理解してもらい、いままでとは違うスタイルかもしれないが事業を継続していくことが大切である」と述べ、厳しい環境下での企業経営における「変化」の必要性を訴えた。
議案は事前に郵送されており、会員135社中、委任状118社をもって議案すべて原案通り承認可決され、総会では会計報告が承認された後、研修会へと移った。
今回の研修会では、「美しい組版をする会社(人)は成長する」と題し、モリサワ ユーザーサポート部アドバイザーの村辻博見氏が講演。村辻氏は、「デジタルの時代において文字組版はアプリでほぼ自動化されたが、印刷・デザインのプロとして、改めて社員に興味を持ってもらい、教育のきっかけになれば」とし、文字、書体、組版という「三位一体」の日本の文字文化にふれた。また「日本語組版の肝は、約物をいかにコントロールできるかにかかっている」とした上で、アドビ インデザインの文字組み機能についても解説した。