凸版印刷、くずし字認識でコンペティション開催

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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、優秀なAI技術者の知見を広く結集し、歴史資料の利活用に貢献するくずし字OCR(光学文字認識)技術を高度化させるため、くずし字OCRに関するコンペティション「くずし字認識チャレンジ」を開催する。
テーマは、(A)行領域認識部門(デジタルカメラなどで撮影した歴史資料を想定し、ページ画像から行領域を抽出する技術)と(B)行内文字認識部門(文字列を含む行画像を認識し、テキストシーケンスを出力する技術)の2つ。(株)SIGNATE(東京都千代田区)が提供しているデータサイエンスプラットフォーム「SIGNATE」を活用し、3月22日から募集を開始する。なお、各部門選考の結果、1位から3位の入賞者には賞金が贈呈される。
今後は、コンペティションの入賞技術を活用し、高精度なAIくずし字OCRエンジンを開発。また、くずし字OCR技術開発で得られた技術・ノウハウを活用し、くずし字以外の特殊字形OCR技術の開発やBPO事業事務局業務へのAI-OCR展開など、DXを実現する新規事業創出を目指す。