FFGS、「経営戦略実践セミナー2021」全3回盛況理に終了

閉じる
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(辻重紀社長)は、「危機からの脱却と成長を見据えて改革のアクションを起こす経営者たち」をテーマに、全3回にわたって「経営戦略実践セミナー2021」をウェビナー形式で企画。その最終回が1月20日に開催され、およそ600名が聴講した。
全回にわたってメインスピーカーをつとめたのは(株)エクシート(福井県坂井市)の出口淳専務。「変革し続ける経営〜顧客の発展に貢献する問題解決企業への転身を図る」を共通テーマに、第3回は「未来の環境変化を見据えて起こす次のアクションと戦略構想」と題して講演。企画営業を「セールス」「業務営業」「受注後の校正」に分業する「スモールファンクション」という機能別の組織を実践するほか、IoT、自動化、AI技術を駆使したデジタルファーストのワークフローへの挑戦、Saas事業着手など、「顧客の問題を解決できる企業への転身」を図るための戦略について紹介した。
一方、今年の経営戦略実践セミナーでは、各地で自社を新たな成長軌道に乗せるために奮闘している経営者を毎回ゲストに迎える。今回は丸正印刷(株)(沖縄県西原町小那覇)の与那覇正明社長が登壇。「新しいリーダーのあり方を模索しながら、私が取り組む丸正印刷の全社的改革〜第二の危機から脱却し、再び成長軌道に乗せるために」を演題に、コロナ禍という経営危機に対し、作業フローの見える化に加え、クロスメディア力・企画開発力の強化、さらにこれらを基盤としたプロモーション戦略で事業領域の拡大をはかる取り組みの一端が紹介された。