京都dddギャラリー、鳥海修展 2022年1月15日〜3月19日
京都dddギャラリー(京都市右京区太秦上刑部町10)は、2022年1月15日から3月19日まで、第231回企画展「鳥海修 もじのうみ:水のような、空気のような活字」を開催する。
「日本人にとって文字は水であり、米である」というタイポグラファー・小塚昌彦の言葉をきっかけに、これまで100以上もの書体を生み出してきた鳥海修。同展では、氏がそもそも文字に携わる人生を歩むことになった山形県遊佐町から望む鳥海山の景色を起点に、日常生活において欠かせない「書体」がいかに制作され、普段目にするインフラとしての活字となっていくのか、デザインする過程で生まれたスケッチや試行錯誤の痕跡、下書き、仕上がった原字、実社会での使用例などを通じて、これまでの仕事の展覧を試みる。
また、鳥海氏は書体設計士として数多くの書体制作に関わる一方、これまで大学や私塾にて活字デザインに関する教育や指導にあたってきた。同展では、その教え子でもある岡村優太氏、廣田碧氏、三重野龍氏の3名がアートディレクションを担当し、より感覚的かつ身体的に書体設計のことがわかる空間を目指している。
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