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JPA同窓会、TOWAで会社見学会 - 業態変革やBPOに高い関心

およそ20名のOBが参加
自社の業態変革を解説するTOWA・高本社長

 日本プリンティングアカデミー同窓会(福田和也会長)は11月19日、(株)TOWA(本社/東大阪市高井田中3-9-10)において会社見学会を開催。全国からおよそ20名のOBが参加した。
 同会では、東京での同窓会開催だけでなく、全国のOBの会社見学会を開催し、さらなる交流や研鑽を深めていく方針を打ち出し、その第2回目を昨年3月に実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて延期。今回、第5波の終息を見て改めて企画された。
 見学先となったのは、18期生の高本禎郎氏が経営するTOWA。見学会に先立ち挨拶に立った福田会長は、「高本氏は若いが経験豊富で、ダイナミックに業態を変革している。ぜひ参考にして欲しい」と呼びかけた。
 TOWAはここ数年、枚葉機への投資を活発化させるとともに、2018年12月には当時売上の6割程度を占めていたオフ輪事業から完全撤退。枚葉機事業においては、G段の店頭什器を中心とした厚紙印刷へとシフトし、それに付随する後加工やアッセンブリも事業に取り込むことで高い利益率を弾き出している。また、デジタル印刷事業も好調で、11台のトナー機が年賀状およびブライダル関連事業専用ラインとして稼働している。
 一方、2018年にホテル清掃事業に進出するほか、2021年にはキャンピングカーのレンタル事業、フードトラック事業など、多角化をはかっている。
 工場見学では、1階のオフセット印刷部門から2階の加工、キッティング部門、3階の年賀状およびブライダル関連のデジタル印刷部門の順で視察。とくに、3階ワンフロアーを使ったBPO事業への関心が高く、その運用や人員確保の仕組みなどについて質問する参加者の姿が目立った。
 見学会終了後は、会場を大阪市内に移して懇親会が催されたほか、翌日はゴルフ交流会も行われた。

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