HSF2021レポート|AGV用紙搬送&無線綴じ製本システム
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リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(広川勝士社長)は「Horizon Smart Factory 2021(HSF2021)」において、「プレスとポストプレスのSmart Factory」を出展コンセプトに、AGV(自動搬送ロボット)を活用した印刷工程から印刷後工程までの自動化提案として「AGVペーパーハンドリング&無線綴じ製本システム」のデモンストレーションを披露している。
同社枚葉印刷機9シリーズの排紙部に見立てたモックアップに印刷済みのパレットをあらかじめセット。この印刷されたすべての用紙には、給紙部のインクジェットプリンターで個体認識用のQRコード(データマトリクスコード)が印字されており、品質検査装置「PQS-D」でこのQRコードの情報を元に検査結果データを作成。印刷完了後、プレスインフォメーションエッジがAGVに搬送を指示し、AGVは排紙部の印刷物をホリゾンの折機へ自動搬送する。
折機側では、「PQS-D」の品質検査結果データを取得し、カメラで読み取ったデータマトリックスコードと照合。NGシートはリジェクトされ、OKシートのみ折り加工される。
折り加工完了後は、ロボットアームでパレタイジングされ、再びAGVに搬送を指示。製本ラインに自動搬送されるという一連の流れを提案している。