FFGS、「経営戦略実践セミナー」オンラインで600名超が聴講
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(辻重紀社長)は、「危機からの脱却と成長を見据えて改革のアクションを起こす経営者たち」をテーマに、全3回にわたって「経営戦略実践セミナー2021」をウェビナー形式で企画。その第1回が8月19日に開催され、600名を超える聴講者で盛況を呈した。
全回にわたってメインスピーカーをつとめるのは(株)エクシート(福井県坂井市)の出口淳専務。「変革し続ける経営〜顧客の発展に貢献する問題解決企業への転身を図る」を共通テーマに、第1回は「変革を起こせる企業体質へ」について講演。コミュニケーション強化による風土改善や意識改革、見える化による収益管理、退路を断った新たな製造工程の再編など、家業に就いてから会社の仕組みを根本的に作り直し、「勘定」「製造」「営業」における3つの「脱ドンブリ」に挑戦してきた10年の取り組みを紹介した。
一方、今年の経営戦略実践セミナーでは、各地で自社を新たな成長軌道に乗せるために奮闘している経営者を毎回ゲストに迎える。今回は(株)ショセキ(石川県白山市)の浜中豊和社長が登壇。「勝ち組印刷会社となるための全社的改革」をテーマに、3年前に親会社である北國新聞社からの出向で社長に就任し、「鎖国」状態だった同社において、印刷を知らなかった浜中社長だから成し得た改革の一端を紹介した。
なお、次回の経営戦略実践セミナーは、10月15日の開催を予定している。