コダック、BCP対策としてのPRINERGYクラウド運用セミナー開催
閉じる
コダックジャパン(藤原浩社長)は4月16日、「BCP対策に万全なクラウド運用のメリットとは」と題して、PRINERGYのクラウド環境運用に関するオンラインセミナーを開催した。
同セミナーは、昨年米国で開催されたイーストマン・コダック社とマイクロソフト社の共同オンラインセミナーをベースに構成されたもの。今回はプリント事業部 プリントシステム営業本部 ソフトウェア販売推進部プリセールス担当の星裕子氏がプレゼンターをつとめた。
星氏は、システムの最適化や管理工数の削減、セキュリティ強化、多品種小ロットへの対応、自動化による処理工数の削減などを目的に、「ワークフローには変革が求められている」とし、ワークフローのクラウド化が加速する現状を示した上で、PRINERGYのクラウド環境下での運用について、コスト削減とセキュリティ面での優位性に言及。とくにMicrosoft Azureとの連携による堅固なセキュリティー環境において、コダックがシステムの最適化を管理し、データのバックアップを複数のデータセンターで分散して行うことで、自然災害やサイバー攻撃、物理的障害やヒューマンエラーなど、突発的に発生する事象によって事業復旧遅延やデータ損失、機会損失による事業継続危機を回避できることを強調。「BCPの策定は直接利益を生まないと考える人もいるが、策定することで市場の信頼獲得による長期的な売上増が期待できる。少なくとも自然災害などによる機会損失やそれに起因する事業縮小などのリスクは軽減できる」(星氏)とし、クラウドソリューションをBCP対策ツールのひとつとして検討を促した。