（株）ユポ・コーポレーション（本社/東京都千代田区、渡邉真士社長）は10月16日、Web発表会を開催し、今年9月1日より販売を開始した、紙用油性インキで両面印刷が可能な油性オフセット印刷用グレード「スーパーユポダブル」の機能について紹介した。
　冒頭、挨拶した渡邉社長は「本日、紹介するスーパーユポダブルは、当社が創業当時から目指していた平版油性オフセット印刷機で天然紙と同様に両面印刷が可能な新製品である」と、今回、紹介する新たなユポの開発背景について説明した上で、同製品は植物由来原料を一部配合した環境配慮型製品「ユポグリーンシリーズ」の1つとして機能性と社会貢献を両立させた製品であることを強調した。
　このあと、内藤勝弘営業本部長より新製品「スーパーユポダブル」の紹介が行われた。「スーパーユポダブル」は、ユポの持つ優れた耐久性、耐水性、印刷再現性といった基本特性をそのままに、専用インキを使用せずに紙用油性インキで両面印刷が可能。また、バイオマス樹脂を一部配合したユポグリーンシリーズであることからCO2排出量削減にも貢献できる。
　なお、同社では、新製品の機能性をより多くの印刷会社に体験してもらうため「スーパーユポダブル印刷テストキャンペーン」を2021年3月末まで実施している。