印刷周辺機器の（株）コスモテック（本社/京都市伏見区）は、インテックス大阪で開催中の第5回【関西】工場設備・備品展（関西ものづくりワールド）に出展しており、新製品の加湿器や電解式分離処理装置などが注目を集めている。
　ハイプレッシャー加湿器「いつも」は、本体とノズルを一体化させた加湿器の新製品。4つのノズルは上下左右45度以上に変更が可能で、360度全方位に自在に噴霧できる。幅40cmのコンパクトボディながらも、1時間あたり6.0リットルのパワフル加湿で最大200平米の広範囲な加湿が可能。さらに、パワフルながらも消費電力は約61Wで、1日の電気代は約16円という省エネ性能を実現している。
　また、電解式分離処理装置「FRIENDLY ELS（フレンドリーエルス）-100」は、凝集剤を使用せずに水性ニスなどを電解処理できる装置。浮かび上がったスカム（凝集物）は、回収して脱水後に廃棄。残った電解水は調整タンクへ送られ、ろ過およびPH調整されて排出される。水質基準がクリアされていれば下水への排水が可能になる。昨今印刷業界で普及が進む「抗菌印刷」に使用される抗菌ニスの電解処理にも使用できるため、今後業界からの注目が集まりそうだ。
　また、これらの新製品は、11月19日と20日にインテックス大阪で開催される「JP2020・ICTと印刷展」でも出展される予定となっている。なお、「関西ものづくりワールド」の会期は10月9日まで。