ミヤコシ、オンライン会見で水性インクジェット「MJP30AXF」披露
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(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は6月30日、オンラインによる記者会見を開催し、軟包装用フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP30AXF」の機能概要などを発表した。
会見の冒頭、挨拶した宮腰社長は「MJP30AXFは、IGAS2018の参考出展から約2年の開発期間を経て完成した。フィルム基材に対し、水性インクを確実に定着させる技術的なハードルが非常に高かったが、ようやく全世界に向けてリリースできるようになった」と、参考出展から正式リリースまでの経緯について説明。その上で宮腰社長は、MJP30AXFの最大の特徴として、水性インクの採用を挙げた上で「ポストコロナの時代を迎えたときに印刷市場が目指すべき方向、環境負荷の低減を実現できる」と述べた。
「MJP30AXF」は、水性顔料インクの採用により、食品軟包装印刷に対応する軟包装用フルカラー水性インクジェットプリンター。従来では、困難であった水性インクによるフィルム印刷をインラインのプライマー塗布とコロナ処理、さらに新設計の乾燥システムで実現する。
このあと、MJP30AXFの開発コンセプトの説明や実機によるデモンストレーションが披露された。