RMGT、新春ショーで自動運転とAGV搬送による近未来工場提示
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リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(広川勝士社長)は2月19・20日の2日間、東京ショールームにおいて新春ショーを開催した。
メインとなった印刷実演では、「ここまでできる!RMGTの最適化」と題して、A全判4色LED-UV機「RMGT940ST-4」で「自動運転」による即乾印刷を実演した。
自動化の核となるのが印刷品質管理システム「PQS-D」。品質検査・濃度追従・自動見当調整といった機能を装備し、本刷開始後の「色調・汚れ確認〜濃度調整作業」などをオペレーターに代わり、印刷機械側で処理する。また、給紙部のフィーダー元のインクジェットプリンタで余白にナンバーを印字し、不良紙のナンバー管理も紹介。これら一連の工程は、「プレスインフォメーションクラウド」によってリアルタイムに稼働状況を確認しながら行われた。
印刷後は、そのまま排紙部からフォーク型搬送ロボットで断裁工程へ送り、断裁後は小型搬送ロボットで製本工程へと搬送。ホリゾン製中綴じ製本システム「StitchLiner Mark III」で中綴じ冊子を完成させる一連の自動化ソリューションを披露し、印刷から製本までの工程をAGVがつなぐ近未来の印刷工場の姿を提示した。