ggg、第377回企画展「カール・ゲルストナー展」11月28日から
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(東京都中央区銀座7-7-2)は、11月28日から2020年1月18日まで、第377回企画展「動きの中の思索-カール・ゲルストナー」を開催する。
同展は、スイスを代表するグラフィックデザイナーであるカール・ゲルストナー氏の日本初となる個展。1965年、日本のデザイン胎動期に若手デザイナー11名による展覧会「ペルソナ」が松屋銀座で開催された。永井一正、田中一光、福田繁雄、横尾忠則ほか、当時30歳前後の若さで活躍していたグラフィックデザイナーたちの仕事を紹介し、1週間の会期中3万5,000人もの入場者があったが、この展覧会に招聘された海外ゲスト4名のうちの1人がカール・ゲルストナーである。
同展では、その伝説的な展覧会から半世紀を経た今、改めてこの人物の業績に焦点を当て、ゲルストナーとは一体何者であったのか、豊富な作品や資料を通して紐解いていく。広告デザイン25点、傑作ポスター9点をはじめ、CI構築のプロセス、1964年にゲルストナーが上梓した「デザイニング・プログラム」の全貌を紹介する。