京都dddギャラリー、三重野龍「屁理屈」展 11月9日〜12月21日
京都dddギャラリー(京都市右京区太秦上刑部町10)は、11月9日から12月21日まで、第223回企画展「GRAPHIC WEST8:三重野龍 大全『屁理屈』展」を開催する。
大手クライアントの仕事やデザインコンペでの受賞を通じたキャリア形成が従来の若手グラフィックデザイナーのメインストリームだったとすれば、三重野龍はそうしたメインストリームから距離を置き、オルタナティブな独自のスタンスで活躍しているデザイナーである。
氏の活動の特色は、京都を拠点に同世代の仲間たちとのネットワークを通して、自分のやりたいことだけをやってきたという点にある。氏は自らの作品について、動植物の色や形またはそれらが生息している環境から影響を受けていると述べ、それらを参考に納得するまで手を動かすことを大切にしているという。そうして生み出される自由奔放なスタイルの仕事は、近年、カフェのロゴから公立美術館の展覧会の告知ツールまで領域を広げ、同世代を中心に熱い支持を得ている。
同展では、氏のこれまでの全仕事を網羅し、従来のメインストリームにはなかった感覚を鑑賞することができる。
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