ページの先頭です

モリサワ、カレンダー発行記念「国宝『源氏物語絵巻』の美」盛況

カレンダー発行を記念した集大成として
満席の会場

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)は1月24日、本社4F大ホール(大阪市浪速区敷津東2-6-25)において第25回モリサワ文字文化フォーラムを開催した。
 同フォーラムは、あらゆるデザイン関係者を対象に、「文字とデザイン」から生まれる創造性や独創性、創作や表現活動をテーマに開催しているもの。今回は、2018年・2019年のモリサワカレンダー「かな語り(国宝『源氏物語絵巻』より)」の発行を記念し、その監修、解説に尽力した名児耶明氏(五島美術館副館長)、四辻秀紀氏(徳川美術館学芸部長)を講師に招いて、「国宝『源氏物語絵巻』の美」をテーマに開催された。
 第1部の四辻氏による講演では、「源氏物語絵巻」の成り立ちから、華麗で格調高い絵を中心に、平安王朝文化に育まれた美の精華について総合的に解説。また、第2部の名児耶氏の講演では、詞書(ことばがき)の文字にフォーカスし、その美しさや味わいについて、書風、表現方法など多角的な視点で解説された。
 なお、当日の来場者には、カレンダー発行を記念して、両講師をはじめ、源氏物語研究の権威である池田和臣氏(中央大学文学部教授)の執筆や、モリサワカレンダーの解説を収録した記念冊子が配布された。

注目コンテンツ