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ハイデルベルグ社、中国・上海で「Packaging Day」開催

スピードマスターCD102の実演
スピードマスターCX75の実演

 ハイデルベルグ社は5月24日、中国・上海郊外にあるチンプー工場内のPrint Media Centerにおいて「Packaging Day」を開催。近隣アジアのパッケージ印刷業者らおよそ80名が来場した。
 「THINK OUT OF THE BOX!」をテーマに開催された同プライベートショーの主役となったのは、プリネクトイメージコントロール3を搭載した「スピードマスターCD102-7+L(with UV)」と、日本でも4月に発売された「スピードマスターCX75-4」。両機とも2つのジョブの実演を通して、パッケージ印刷分野に向けたハイデルベルグの新技術が披露された。
 まずCD102では、オペークホワイトを使った蒸着紙への印刷と、特色を使わずCMYK+OGVの7色でPANTONEカラーの95%を再現できるマルチカラーを実演。付加価値と生産効率向上へのアプローチを披露した。
 一方、CX75では、0.4ミリ厚のティーバッグの箱と0.55ミリ厚のフルーツボックスの印刷を1万5,000枚/時で実演。オプションで0.8ミリ厚まで対応し、商印からパッケージまでをカバーする汎用性を訴求したほか、素早いジョブチェンジ、機械幅2.81メートルという小さな設置面積もアピールしていた。
 また会場では、ユーザーの生産効率最大化を目的に、資材やサポートを提供するサービス概念の総称「ライフサイクルソリューション」や、パッケージ分野に特化した「プリネクトパッケージデザイナー」が紹介されたほか、2015年から提携関係にある中国・マスターワーク社(MK)の打抜機や製函機、ブランクス検査装置などの後加工システムも実演。ハイデルベルグのトータルパッケージングソリューションとして紹介していた。

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