ページの先頭です

ハイデルベルグ、XL106を導入したウエマツ・戸田工場を見学

XL106による印刷実演では3つのジョブを披露
ウエマツ・福田社長

 ハイデルベルグ・ジャパン(株)(水野秀也社長)は、スピードマスターXL106を導入し、本格稼働を開始した(株)ウエマツ(福田浩志社長)戸田工場(埼玉県戸田市)において、工場見学会を開催し、およそ100名が参加した。
 スピードマスターXL106は、ハイデルベルグ社がdrupa2016で発表したスローガン「Simply Smart」を具現化し、オフセット印刷の完全自動運転を実現する「Push to Stop」コンセプトに基づいて設計された最新モデル。
 工場見学に先立ち挨拶した福田社長は、「生産効率の向上は企業収益のカギ」との見解を示した上で「日本の印刷機械の生産効率は業界平均で約25%以下と聞いた。この部分を改善することで、印刷業界は、まだまだ成長する余地があると判断した」との考えからスピードマスターXL106を導入したことを報告した。
 スピードマスターXL106は、テスト運用を経て、本格稼働を開始しており、生産効率の向上に大きく貢献している。
 福田社長は、「XL106導入後は、OEE(総合設備効率)を高めることを目標としてきた。試行錯誤の段階であるが、最大でOEE67%を達成したこともあった。今後も当社の目指す『異次元の生産効率』の実現に向け、取り組んでいきたい」と、導入後の成果について報告した。

注目コンテンツ