アインズ（株）（滋賀県蒲生郡竜王町、谷口彰社長）は、女神インキ工業（株）（東京都台東区、新井唯夫社長）との共同開発により、インキに含まれるプラスチック（枯渇資源である化石原料由来の樹脂）を使用しない環境対応型インキ「eLinks」を開発。3月11日より販売を開始した。パッケージやパンフレット、マニュアルなどの印刷物に使用することで、環境対応の取り組みへの貢献を目指す。

　同製品は、環境性能と印刷適性を両立した新世代インキで、石油由来のプラスチック成分を天然由来の油脂に代替し、石油系溶剤を排除することで、環境負荷を大幅に低減。また、石油系溶剤の不使用でのVOC排出量ゼロ、およびフランス鉱物油規制への対応を実現した。さらにインキの転移性や塗膜形成を担うプラスチックを全廃しつつ、従来のインキと同等の印刷適性を確保。環境性能と印刷品質を両立し、幅広い用途に利用できる。