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ミマキ、紙製インクカートリッジが工業包装部門賞に

 段ボールなどの包装用紙の製造を手掛けるコムパックシステム(株)(本社/長野県上田市、鈴木由彦社長)と(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)が共同で製品化した紙製インクカートリッジが、(公社)日本包装技術協会が主催する「2023日本パッケージングコンテスト」で「サステナビリティ対応!紙製インクカートリッジ」をテーマに工業包装部門賞を受賞した。

 同コンテストは「デザインからロジスティクスまで」をスローガンに、その年の包装の最高峰と優秀群を決定するもの。環境問題や生活者に寄り添った包装を意図していることに加え、機能・容量・重量・コストを軽減しながら省資源、省人化に応える包装かどうかが評価される。工業包装部門賞は「優秀群」に該当する。

 紙製インクカートリッジは従来のインクカートリッジのプラスチック使用量削減を目的に紙(段ボール)製に移行したもので、ミマキが設計、コムパックシステムが製造している。インクカートリッジの材料をプラスチックから紙に置き換えることで、プラスチック削減率68%を達成し、年間で29・2トンのプラスチック削減および38トンのCO2排出量削減が可能である。

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