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京セラドキュメント、プリンタ周辺機の包装材がWORLDSTAR受賞

※内部が見えるように緩衝材の一部をカット

 京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、世界の包装分野における最大のコンテスト「WORLDSTAR GLOBAL PACKAGING AWARDS」において、「WORLDSTAR2023」を受賞した。
 同社は、20年以上前から長寿命で廃棄物が少ない複合機やプリンターを開発し、廃棄される消耗部品を極小に抑えるとともに、包装材についても古紙をリサイクルして作られるパルプモールドや段ボールを主に使用することで「脱プラスチック」に向けた環境に配慮した包装を目指してきた。
 これには、梱包に用いる梱包箱をいかにコンパクトにできるかが鍵で、商業用インクジェットプリンターの周辺機器である「大容量インク供給ユニット」の包装では、同梱物がL字型部材や折り曲げのできない長尺ホースなど、形状や材質が多岐に渡る。
 そこで今回、包装サイズが肥大しないように同梱物を機械本体用に使用されている緩衝材の内部に格納する包装を開発。結果、輸送用コンテナへの積載段数が2段から3段となり、輸送効率が50%向上。同梱物用の梱包箱が不要となったことから、結果的に梱包に使用する材料の使用量を30%削減することに成功した。

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