ミマキ、「ネオクロマト加工」が繊研合繊賞・サステイナブル部門賞受賞

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(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、ポリエステルの脱色・アップサイクル技術「ネオクロマト加工」の開発と実用の展開が2024年度繊研合繊賞・サステイナブル部門賞を日華化学(株)・エレファンテック(株)および同社の3社合同で受賞したことを発表した。
繊研合繊賞は化合繊業界の発展を期待し優れた素材、技術開発、マーケティング活動などに贈られるもの。ネオクロマト加工は分散染料プリント・染色されたポリエステル生地に専用の薬剤を塗布し、熱を加えると脱色できる技術。脱色後は新たに染色・プリントすることが可能(同社は再プリントまでの工程を「ネオクロマトプロセス」と呼称)で、使い捨てされることが多いのぼり旗や衣料品などの再利用に適用できる。日華化学とエレファンテックが共同開発した「ネオクロマト加工」と、市場における展開を進める同社の取り組みを含め、高い評価を得た。
2024年11月には(株)ロフトの店舗装飾用タペストリーを循環利用するプロジェクトにも試験的に導入されており、同社では2025年度中の製品発表に向けて取り組んでいる。
