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ケーニヒ&バウアー社、好調な第4四半期業績速報値を発表

好調な受注により、年末の受注残は過去最高に

 ケーニヒ&バウアーは、2024年会計年度最終四半期の業績速報値を発表。通期業績予想に基づく目標をすべて達成したことを明らかにした。

 第4四半期の営業EBITは4,650万ユーロ(73億円、前年同期50億円)で、フリーキャッシュフローが大幅に増加、通年でもプラスを確保した。重点プログラム「スポットライト」の特別項目とdrupaの費用を調整した営業EBITは2,580万ユーロ(約40.5億円)で、2024年度の売上高は12億7,440万ユーロ(約2,001億円)。これは、主に2023年第4四半期の好調な受注に加え、重点プログラムによる効率化効果、および最終四半期の特殊印刷部門の営業利益が平均を上回る2,400万ユーロ(37.7億円)であったことによるものだ。

 drupa後も枚葉部門の需要は減少せず、最終四半期に2億2,080万ユーロ(346.7億円/前年同期比45.5%増)の受注を計上。結果、2024年のグループ受注高は14億270万ユーロ(2,200億円/前年同期比8.9%増)となり、グループの受注残高は10億3,980万ユーロ(1632.8億円/前年同期比14.1%増)。これは過去最高の数字で、同社では「2025年以降に向けた強固な基盤を築いた」としている。

 「変動の少ないパッケージング市場での事業展開が功を奏している。とくに食品、医薬品、飲料、消費財市場では、あらゆる種類の包装が常に必要とされている」(アンドレアス・プレスケCEO)

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