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宮腰精機、秋田県庁で「yaless AI」の開発成果を発表

宮腰 社長
IGAS2022で初公開されたyaless AI搭載のMLP13M

 宮腰精機(株)(秋田県大仙市、宮腰亨社長)は5月9日、秋田県庁において、令和4年度に採択された成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)を活用して開発されたオフセット印刷設定操作AIアシスタントシステム「yaless AI」の開発成果発表記者会見を開催した。

 Go-Tech事業は、中小企業者等が有するものづくり基盤技術及びサービスの高度化に向けて、研究機関等と連携して行う事業化に繋がる可能性の高い研究開発及びその成果の販路開拓への取り組みを一貫して支援する制度。

 宮腰精機は、この制度を活用し、損紙低減、コストダウン、技術継承などの課題に直面する印刷会社を支援するために「yaless AI」を開発。IGAS2022では、印刷機上や周辺に設置したセンサーと連動し、機械を稼働させることで収集したデータを蓄積し、機械学習を実行する開発第1段階(Standard)の「yaless AI」を搭載したオフセットラベル印刷機「MLP13M」を公開。現在は、完全自動化の実現を目指し第2段階(Professional)の開発を推し進めており、2024年に新型オフセットラベル印刷機への搭載を予定している。

 会見の席上、宮腰社長は、「今回の開発は秋田県産業技術センターや、あきた企業活性化センターなどの支援を得て、『オール秋田』でやり遂げることができた」と述べ、改めて関係諸団体の協力に対し、感謝の意を伝えた。

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