富士フイルムHD、中期経営計画発表 - GCは無処理版とDX化支援
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富士フイルムホールディングス(株)(後藤禎一社長・CEO)は、2030年度を最終年度とする中期経営計画「VISION2030」を策定し、17日に記者説明会を開催した。
「VISION2030」では、「マテリアルズ」セグメントであったグラフィックコミュニケーション(GC)事業を「ビジネスイノベーション」セグメントへ組み替え、オフィスから商業印刷・産業印刷までの全領域をカバーできる唯一の「ソリューションパートナー」として事業展開。ビジネスイノベーションの2026年度目標を、売上高1万2,750億円、営業利益900億円、営業利益率7.1%とし、2031年3月期の営業利益率目標を「10%以上」としている。
グラフィックコミュニケーションにおいて、アナログ印刷では高付加価値な無処理版の拡販に集中して収益性を改善するとともに、デジタル印刷では成長市場である商業印刷のDX化に投資し、顧客のデジタルシフトをサポートするデバイス・DXソリューションを展開していく方針。