DICグラフィックス、5月からグラビア・フレキソインキなど値上げ
DICグラフィックス(株)(甲斐敏幸社長)は、今年2月に発表した白インキの価格改定に加えて、グラビア・フレキソインキのカラーインキ、接着剤、製缶用塗料、金属缶用のカラーインキについても5月1日出荷分から値上げすると発表した。
値上げの背景について同社は、「白インキの主原料である酸化チタン以外でも顔料、樹脂、容器費など各製品の主原料価格は高止まりしている状況が続いており、加えて昨今の世界情勢にともなうエネルギー価格の⾼騰により、電気・ガス代などのユーティリティ費、物流費、設備保全などの大幅なコスト増加も引き続き収支への圧迫要因となっている」としている。
値上げ幅は、1kgあたりグラビア、フレキソインキのカラーインキが50~100円、メジューム・ニスが30~50円、接着剤の主剤が50~80円、硬化剤が50~100円、製缶用塗料が50~70円、金属インキが70~100円となっている。