ページの先頭です

Koenig&Bauer社、デジタル&輪転印刷機部門の収益が改善

 Koenig&Bauer社が2022年の決算(暫定値)を発表した。
 これによると、サプライチェーンの制約と、それにともなう材料費、エネルギー費の増加という環境の中で、事前の独自予測である1,500万~2,000万ユーロを上回る、2,200万ユーロのEBITを記録。P24x効率化プログラムの好影響や、サプライチェーンの制約および生産能力の課題に対する効率的な対応が功を奏し、下半期の業績は力強いものになっている。グループ収益は11億8,600万ユーロ。これも事前の独自予測のほぼ上限に達しており、結果、営業EBITマージンは2%。
 事業部門別で見ると、産業用デジタル印刷、用途の広い段ボール分野および軟包装といった有望な成長市場における事業展開が順調に進み、デジタル&輪転印刷機部門で大幅な収益改善を達成。枚葉オフセット印刷機部門および特殊印刷事業部門の収益も、ともに前年を上回る結果となっている。
 なお、2023年については、EBITマージンが約3%、収益を約13億ユーロと予測している。

注目コンテンツ