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印刷革新会、「自動化構想」実現に向けて共創活動開始

左からリコージャパン・三浦克久事業部長、正文舎・岸社長、クイックス・岡本社長、佐川印刷・佐川社長、JSPIRITS・地代所伸治社長、ホリゾン・衣川竜二本部長
自動化構想図

 (株)クイックス(岡本泰社長)、佐川印刷(株)(佐川正純社長)、(株)正文舎(岸昌洋社長)の印刷会社3社と(株)JSPIRITS、(株)ホリゾン、リコージャパン(株)のベンダー3社は2月4日、記者会見を開き、印刷業務の自動化構想の実現に向け「印刷革新会(Printing Revolution)」を発足することを発表した。
 印刷革新会は、印刷会社3社が設備投資を行い、ベンダー3社が提供する製品・サービスと自社の技術やノウハウを融合させて、印刷業務の自動化を推し進めていくもの。具体的には、JSPIRITSの印刷業統合管理システム「PRINTSAPIENS」、ホリゾンの設備稼働状況可視化システム「iCE LiNK」、リコーの印刷ワークフローシステム「BatchBuilder」を導入し、JDFを基軸としたデジタル印刷分野の自動化運用を目指していく。さらに自動化における各社の取り組みは、情報共有され、得意・不得意分野を補いながら相互発展につなげていく。
 また、この自動化構想で収集・蓄積されたデータは、ベンダー各社の新たな製品・サービスの開発に活用していく。
 会見の席上、出席者を代表して挨拶したクイックスの岡本社長は「印刷業界は年々、市場規模が縮小している。そのような環境の中で我々は、印刷業界がメーカー、ベンダー各社を含め、より誇り高い業界となるにはどうすべきか、ということも今回の自動化構想と合わせて取り組んでいきたい」と述べた。

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