リコーとOKI、A3モノクロ機のプリンターエンジンを共同開発
(株)リコー(東京都大田区、山下良則社長)と沖電気工業(株)(東京都港区、鎌上信也社長)は、A3モノクロプリンターのプリンターエンジン(印刷機構)を共同開発。今春、同エンジンに自社製のプリントコントローラー(制御機構)を独自に搭載した新商品を、両社がそれぞれに国内市場向けに発売する。
今回の共同開発は、OEMとは異なり、両社の強みを持ち寄ってプリンターエンジンの開発を企画段階から協業して進めたもので、開発期間を従来比で約3割短縮し、開発効率の向上を実現している。
両社は今回、それぞれの顧客の声を持ち寄って製品仕様を決めるなど、企画段階から協業して開発に着手。印字部分には、高精細・高信頼性を実現し装置の小型化に寄与するOKIのLEDプリントヘッドを採用、業務用途で重要となる幅広い用紙対応力や高信頼性を実現する用紙搬送機構をリコーが担うなど、両社の強みとなる技術を組み合わせている。
両社は、今後も開発効率のより一層の向上に向けた取り組みを加速し、さまざまなパートナーとの協業を推進することで、顧客価値向上と効率的なモノづくりの実現に取り組んでいく。