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研美社、自動化ロボット連結のUVインクジェット印刷機が稼働

片面なら1ヵ月で1万枚のカード印刷が自動で行える

 (株)研美社(本社/大阪市都島区、中田逸郎社長)は、2021年11月、UVインクジェット印刷機にセットするプラスチックカードの治具に、自動でプラスチックカードを並べ、印刷後は所定の場所に積んでいく「自動化ロボット」と連結したUVインクジェット印刷機を導入。プラスチックカードの受注が増加する中、生産キャパを拡大する設備として、実稼働を開始している。
 自動化ロボットと連結したUVインクジェット印刷機には、48枚のカードを並べることができる治具を置くことができる。これにカードを並べるのに15分、印刷に15分、所定の場所に積んでいくのに15分、片面なら45分で48枚のカードに自動で印刷が行える。両面の場合は、ひっくり返すのに15分かかるため、1時間15分で48枚のカードに印刷できる。この1台だけで、片面なら1ヵ月で1万枚のカード印刷が行えるということだ。
 同社製造部の村上泰祐部長は、「人の作業と比べて早いわけではないが、何よりも自動でやってくれることが魅力。実験的にお昼の休憩時間や、社員が帰った後、夜間の無人運転も行っている」と話し、人のいない時間帯の無人化運転により、生産性の大幅向上につながることに期待する。

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