ホリゾンとSCREEN、印刷生産支援に向けAI活用の実証実験開始
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(株)ホリゾンと(株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREENGA)は、印刷工場のさらなるスマートファクトリー化を目指し、2020年10月から共同開発を進めているAI(人工知能)を活用したソリューションについて、実用化の確認や性能向上を目的とした実証実験をエンドユーザーの協力を得ながら開始する。
このほど両社は、ホリゾンの「iCE LiNK」とSCREEN GAの「TRUST Network Service」に集積される生産ラインの稼働データを分析し、AIアルゴリズムを確立。生産ラインにおける条件設定の最適化や、トラブル解決策の提案、操作補助といったオペレーター支援機能を備えたAIエンジンの実現を目的に、エンドユーザーの協力の下、実証実験を開始することとなった。
同実験では、AIエンジンの精度評価や分析対象データの検証を行い、それらを繰り返し改善することで、実用性の向上を図っていく。実験終了後は、実用機能を開発し、2023年までに製品またはサービスへの搭載を目指すとともに、次世代スマートファクトリーの実現に向け、工場全体の装置データのさらなる分析・利用に取り組んでいく。