日本製紙連合会が発表した2021年6月の紙・板紙需給速報によると、紙・板紙の国内出荷は前年同月比11.0%増で3ヵ月連続の増加となった。用途別では、グラフィック用紙が12.4%増で3ヵ月連続の増加、パッケージング用紙は10.2%増で4ヵ月連続の増加となっている。
　印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比18.7%増で3ヵ月連続の増加。輸出も85.2%増で3ヵ月連続の増加となった。
　その他の品種では、新聞用紙が2.3%減で前月の増加から減少に転じたほか、包装用紙が13.6%増で3ヵ月連続の増加、段ボール原紙が8.9%増で7ヵ月連続の増加、白板紙が14.2%増で4ヵ月連続の増加、衛生用紙が10.7%増で5ヵ月ぶりの増加となっている。