第一印刷所、XL106-8-P 2020ジェネレーションが始動
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(株)第一印刷所(本社/新潟県新潟市、堀一社長)は、新たな生産設備として、ハイデルベルグ社製・菊全判8色両面兼用枚葉印刷機「スピードマスターXL106-8-P 2020ジェネレーション」を導入。4月9日には、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で関係者ら出席のもと火入れ式が執り行われた。
同社が導入した「スピードマスターXL106-8-P 2020ジェネレーション」は、ハイデルベルグ社が提唱する完全自動運転コンセプト「Push to Stop」をAIとビッグデータを活用して大きく進化させ、さらに同社の生産戦略に合わせた独自のカスタマイズを施した国内納入第1号機となる世界初仕様のDryStar LED搭載8色両面兼用オフセット枚葉印刷機。
同社は、2018年4月にスピードマスターXL106-8-P DryStar LEDを導入し、「Push to Stop」による生産を推進。同プロジェクトでは、世界最高水準の印刷品質を実現しながら、2020年のOEEは37.7%と、当初の計画目標であった31%を超える成果を上げている。同社では、今回の導入により、カラーオフセット枚葉印刷機の全台がXLシリーズで統一されることとなり、同一の版サイズによる運用と「Push to Stop」による自動化運転で、さらなる生産性向上を図っていく。