2020年の出版市場規模、紙+電子で4.8%増の1兆6,168億円
出版業界の調査・研究機関である(公社)全国出版協会・出版科学研究所(浅野純次理事長)は、2020年(1〜12月期累計)の出版市場規模を発表した。
紙と電子を合算した出版市場(推定販売金額)は、前年比4.8%増の1兆6,168億円。紙の出版市場が同1.0%減と小幅なマイナスにとどまり、電子出版市場が同28.0%増と大きく伸長したことで、2年連続のプラス成長となった。出版市場全体における電子出版の占有率は、24.3%で、前年の19.9%から4.4%上昇し、2割超の規模にまで拡大している。