エプソン、ロブステリ社とフォルテックス社の合併を決定
セイコーエプソン(株)(以下、「エプソン」)は7月30日、グループ会社であるロブステリ社によるフォルテックス社の吸収合併を決定したと発表した。
ロブステリ社、フォルテックス社は、捺染産業の世界有数の集積地であるイタリアのコモ地域にあり、エプソンの捺染領域におけるDTF(Direct to Fabric)分野を担う中核となる子会社。ロブステリ社は、捺染印刷機の開発・製造、フォルテックス社は捺染用インクの販売、サポートなどを行っている。
エプソンは、プリンティングソリューションズ事業の中でも捺染印刷の領域をインクジェットによるデジタル化の余地が大きい「成長領域」として位置付けており、従来の刷版印刷を中心としたアナログ印刷からのシフトにより事業拡大を目指している。今回の合併により、経営の一体化を図ることで、これまで各社が個別に提供してきたインクジェットデジタル捺染機の本体、消耗品、サービスについてユーザーニーズに基づいたソリューションを、より的確に提供できる体制としていく。
なお、合併完了は2020年内を予定している。