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佐川印刷、環境配慮型リサイクルラッピングフィルムの製造開始

 佐川印刷(株)(本社/京都府向日市、木下寧久社長)は、環境配慮型のリサイクルラッピングフィルムの開発・製造を開始した。
 同社は雑誌、通販カタログ、チラシなどの印刷・製本から、その輸送段階で使用されるラッピングフィルムの製造およびラッピング作業から発送までを一貫して行っているが、今回、フィルム生成工程、印刷工程、フィルムスリッタ工程、ラッピング工程の各段階で排出される廃フィルムをリサイクルすることにより、ラッピングフィルムとして再利用するスキームを提供する。
 同社は家庭紙業界大手のコアレックスグループとアライアンスを結んでおり、家庭紙輸送用フィルムの回収・リサイクルのスキームも構築中で、そこから派生する廃フィルムもリサイクルしている。また、同業他社からの廃フィルム受け入れも検討している。当初はポリエチレンからスタートするが、徐々にPETやポリプロピレンも混合できるように開発を進めていく。なお、リサイクルラッピングフィルムは2020年3月頃の販売開始を予定している。

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