富士フイルム、来年2月から印刷関連材料製品を25%以上値上げ
富士フイルム(株)(助野健児社長)は、日本市場における製版材料などの印刷関連製品の価格を来年2月1日から値上げする。
対象となる製品は、製版フィルム、フォトマスク用フィルム、これらフィルム用の処理薬品で、値上げ幅は25%以上。同社では、「製版材料などの印刷関連製品を市場に安定的に供給していくために、これまで生産効率の向上や経費削減など、コスト吸収に努めてきたが、製版工程のデジタル化に伴い、アナログ方式で印刷版を作成する際に必要な製版材料などの需要が大幅に減少。そのため、生産のコスト高は企業努力のみで吸収することは困難な状況にあり、価格改定を実施する」としている。