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トッパン・フォームズ、「東海道五拾三次絵巻」を東京都中央区に寄贈

左から、トッパンフォームズ・櫻井醜相談役、山本中央区長、平林中央区教育委員会教育長、トッパンフォームズ・米田広宣執行役員企画本部長
保永堂版「東海道五十三次絵巻」

 トッパン・フォームズ(株)は7月9日、東京都中央区に地域教育支援の一環として、歌川広重の保永堂版「東海道五十三次」を原寸大で再現して絵巻化した保永堂版「東海道五拾三次絵巻」を寄贈した。
 東京都中央区は、東海道五十三次の旅の起点となる日本橋が存在する場所。同社は今回の寄贈を通して、江戸の風景や日本の古き良き伝統を実感できる教材として、中央区地域の学校教育や社会人教育などに活用されることを期待している。
 同社は2018年3月、高精細なデジタル印刷の技術を活かして保永堂版「東海道五拾三次絵巻」の制作、販売を開始。同製品は、ボストン美術館に所蔵される高品位の浮世絵原画を復刻し、絵巻物という形態により55枚の浮世絵を連続して鑑賞することを可能としている。また、採用した原画の大半を占めるスポルディング・コレクションは、繊細な色彩を持つがゆえに公開展示が禁止されており、原寸大による複製は学術的にも価値の高いものである。
 同社は、今後も他の宿場町への同製品の寄贈などを通じて、持続的な文化貢献活動を実施する予定。

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