（株）ユポ・コーポレーション（本社/東京都千代田区、藤原英幸社長）はこのほど、国内唯一の生産拠点であり、国内外のユポグループ全体の研究開発を担う鹿島工場（茨城県神栖市東和田）の再構築の一環として、同工場内に設置している開発研究所の新棟を建設する。新棟は、鹿島工場の北側に確保した隣接地に建設し、2018年に着工、2019年秋の竣工を予定。今回の開発研究所の新棟建設は、2019年の同社創立50周年の記念事業の一環でもある。
　現在、工場内に分散配置している各種パイロット・試作・試験設備は、新棟に集約するとともに新たに各種分析・検査機器を導入し、バイオマス由来樹脂を配合した製品「ユポグリーン」や印刷工程での生産性向上を目指した「紙用油性インキで両面印刷が可能なユポ」などといった次代を担う画期的な新製品開発のスピードアップを図っていく。
　また、工場内の開発関連設備の移設跡地には、将来の多品種・新製品生産に対応した生産設備を順次導入することで、将来の需要増に備えて生産能力の増強を計画している。