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コニカミノルタ、間接乾式電子写真複写機が複写機遺産に認定

複写機遺産に認定された「U-Bix 480」

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)の前身である小西六写真工業(株)が製造した国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機「U-Bix(ユービックス) 480」が、このほど(一社)日本画像学会(面谷信会長)が創設した「複写機遺産」の認定を受けた。
 複写機遺産は、日本画像学会により学会の創立60周年を記念して創設されたもの。世界をリードする日本の複写機産業の原動力となった初期の複写機の、技術的、社会的功績を顕彰し、現存する歴史的複写機に採用された技術を長く記憶にとどめ、後世に伝えるために複写機遺産認定事業が開始され、今回が第1回目の認定となる。
 小西六写真工業の最初のPPC複写機(普通紙複写機)であるU-Bix 480は、1970年にビジネスショーで発表、1971年1月に発売された。国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機として、また、優美な画質に加えてコピーコストが従来の半額という低価格が大きな反響を呼び、生産が需要に追い付かないほどの好評を得た。これ以後、複写機はカメラ、フィルムと並ぶ主力製品となっていった。

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